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速報!イタリアの新ユネスコ世界遺産

ジェノヴァ: "ストラーデ・ヌオーヴェ”と"パラッツィ・デイ・ロッリ”
(日本語タイトルは仮称)
Genoa: Le Strade Nuove and the system of the Palazzi dei Rolli
Genova: Le Strade Nuove e il sistema dei Palazzi dei Rolli

2006年7月に登録されたイタリアの新世界遺産は、
ジェノヴァに16・17世紀に造られた、旧 “レ・ストラーデ・ヌオーヴェ”(「新しい道」)と、
それらの通り沿いに建ち、“ロッリ”とよばれるリストに登録された
当時の貴族達の館群I Palazzi dei Rolli (パラッツィ・デイ・ロッリ)です。 
   viaGaribaldi.JPG    PalazzoRosso.JPG    SaladegliSpecchi-PalazzoReale.JPG(c)Genova 2004
     ガリバルディ通り           赤の宮殿           王宮の鏡の間(旧バルビ邸)

16世紀に総督ドリアのもと、スペインと同盟も結び、欧州カトリック世界のメイン銀行となって
金融業で繁栄したジェノヴァ共和国。 世界から訪れる来賓用迎賓館の必要性から、
16世紀後半から17世紀初頭にかけて、富裕貴族層が建てた豪華な館・大邸宅を厳選し、
“ロッリ”とよばれるリストに登録させて、それらを国家の来賓の宿泊先として法で制定していました。
このシステムは都市整備計画からみてもヨーロッパ初の大変ユニークな例です。

「パラッツィデイ・ロッリ(ロッリの館)」と呼ばれたこれらの大邸宅群は建築的にも価値あるものが多く、
それらの建物のため次々に“新道(Strade Nuove)”が造られ、それらの通り沿いは
美しいルネッサンスやバロック様式の館が建つ有力諸貴族の豪奢な大邸宅エリアとなりました。

中でも、1551年から整備の始まった最初の新道(Strada Nuova)は、
現在はガリバルディ通りVia Garibaldiと呼ばれ、16世紀に共和国の政治を掌握した有力貴族が建てた
豪勢な大邸宅・館の数々が今も美術館や市庁舎、銀行・店舗などとして当時の栄華を今に伝えています。 
これらの建物はそれまでにない建築技術・芸術性の高さがみとめられるものでした。
3・4階に建物の高さが統一され、広々として威厳のある玄関階段や中庭、
狭い空間をうまく位置どりした庭園を望むテラスなど、その都市型建築デザインモデルは
後にイタリアやヨーロッパにも影響を与えました。

1576年に議会で制定された、国賓を迎えるためのこれらの邸宅・館ネットワーク“パラッツィ・デイ・ロッリ”
により、有力貴族達が培ったジェノヴァの建築や邸宅文化は、ジェノヴァをを訪れた世界中の来賓達を通じて
世に広く知られることとなり、 当時の多くの有名芸術家や旅行者を惹きつけたのです。 
ジェノヴァに滞在し、館内を飾る優れた絵画作品の数々をジェノヴァに残した巨匠ルーベンスもそのひとりでした。

当時造られた新道“ストラーデ・ヌオーヴェ”には現在のガリバルディ通りの他にも、
現在のバルビ通りVia Balbiやカイローリ通りVia Cairoli等があります。
それらの通りの沿道にはかつて“ロッリ”のリストに登録された館、
例えば現在美術館となっている赤の宮殿パラッツォ・ロッソ(ガリバルディ通り)や、
後に王宮となった旧バルビ邸(バルビ通り)等が建っています。

これらはジェノヴァの歴史的中心地にありますので、
観光で、ポルタ・ジェノヴァ駅からすぐのバルビ通り、カイローリ通り、
遊歩道となっているガリバルディ通りなどを散策し、
美術館となっているロッリの館(王宮、赤の宮殿、白の宮殿等)を見学できます。

ユネスコサイト: http://whc.unesco.org/en/list/1211

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